私がプレゼントしたい本、といえば…
プレゼントしたい本と言える本に何冊か出会えた私は幸せだなあと思います。
プレゼントする相手像も踏まえてご紹介。
谷川俊太郎「質問箱」
この本ほど人に配って歩きたいと思った本はありません。
- 作者: 谷川俊太郎,江田ななえ
- 出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所
- 発売日: 2007/08/08
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 107回
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答えられそうで答えられない、誰もが抱く普通な質問から、そんなこと考えた事もなかった!と思う子供ながらの世の中の真理を問うまっすぐな質問も色々な世代の質問に谷川俊太郎さんが真摯に答えるというもの。
谷川俊太郎さんの人間らしい人柄と、ズバッと刺さる回答に多くを哲学させられる。秋の夜長にまったり「自分ならどう答える?」と思考を巡らせるも楽しい。
節目の歳のお誕生日プレゼントにしたりしています。
おすすめ中のオススメの一冊です。
山田詠美「ぼくは勉強ができない」
人はこう生きるべきという常識を疑うきっかけになった本。
私の大好きな小説家さんのうちの一人。
山田詠美さんの「ぼくは勉強ができない」
主人公の秀美を始め、登場人物がみな魅力的。世の中こうあるべきというのから少し外れて、力の抜けた生き方がいいなあと思わされる。高校時代読んで、ちょっとしたショックと憧れを抱いた小説。
学生にオススメの一冊として。
tuperatupera「パンダ銭湯」
パンダの秘密が銭湯で明らかに?!
絵本から選ぶときはtuperatuperaさんの絵本をおすすめ。
特にこの「パンダ銭湯」は、キャラの可愛さ、内容のシュールさ、何度読んでも飽きません。子供も喜ぶんですが、大人が読んでも面白い。
よくお子さんのいる友人にプレゼントしています。
今週のお題「プレゼントしたい本」に沿ってご紹介してみました。
9月読書 ⑴「センスは知識からはじまる」
本を読む日々が続いています。
「センスは知識からはじまる」水野学
私は割と感覚人間なのですが、「感覚でモノを言うな、根拠はなんなんだよ?!」とよくビジネスシーンで言われることにちょっとした違和感がありました。
だって、カンは今までの経験からくる総合判断であり、「根拠がないわけではない」と思っていたから。
私の思っていること、肯定してくれている本かもしれない!と、この書籍を購入しました。センスのある人代表である「水野学さん」はさすが、センスとは?を丁寧に証明し、言語化してくれていて、とても読みやすかったです。
知識のクオリティが精度の高いアウトプットをつくり出す
「あ、この商品はセンスがいいな」と消費者が思う時、感覚で判断しているようで、実はその根っこに知識があります。
やはりこの言葉に尽きるのですが、センスを感じている本人は言語化する能力が足りていないだけ。
それが良いものなのか、イケてないものなのかを判断するためには、「良し悪し」のそれぞれの情報を持つ必要があり、今目の前の商品がその対立軸の物差し上のどこに位置するものなのかを判断しているからこそ「あ、いいな。」がわかるというもの。 誰にだってセンスはあるのです。
ただし、知識の量によって、人のストライクゾーンはずれるものであり、より多くの人が心地よいと感じるど真ん中のツボを瞬時に判断できる人がセンスのある人、とされるということ。自分の中に、それが良いものなのかどうかを判断する物差しを持ち、「普通」がわかるということは、良いものも悪いものも知っているということだと水野さんはいいます。
今日ちょうど読んだ記事が同じようなことを言っていました。納得。
センスってのは素敵とかオシャレな事を意味するのではないと思う
オシャレなファッションやクリエイティブなアウトプットに対し「センスある!」という言葉をよく目にしますが、おしゃれであることのみを指す言葉ではないんだなと思わされた本書。
「センス」という言葉一つに多くの意味が集約されている気がしますが、「仕事」でヒットの多い人、「おしゃべり」をしていて心地よい会話ができる人、物事の多くの人が納得する、心地よいと感じる状態にショートカットでたどり着ける能力=センスなんではないかな、とかを理解させてくれる内容です。
ちょっとわかんなかったのは「センスを磨こうぜ!」の水野さんの意図は、なんでも勘を養う事は大事だ!と言ってるのか、門外漢でも大丈夫だからデザイン・クリエイティブ的なセンスを身につけるといい仕事出来るよ!なのかって事くらいです。
観察魔であり、常に思考し、客観性を持つ事
「センスは知識」という主張は十分すぎるほど理解したのですが、知識はどこからくるのか?という点が一番重要なのではないかと感じています。
水野さんのような人は「観察魔」なんだと思います。
本当にこの人は良く「見ている」人なんだと思います。
日々漫然と過ごさず、目に映るものに興味をもって思考する。そこに目的はなくても、考えた分だけ判断に力強さが備わっていく。勉強として知識を身につけることも時としてはもちろん必要なのですが、身の回りのちょっとしたことに興味を持ち、どうしてそれはその状態やデザインや色なのか、どういう背景・意図があって、この商品が生まれたのか、どういう事情でこの人はこういう判断をし、このようなアウトプットをしているのか、そういうことを「よく見て」、「自分なりに思考し」、「次の判断の糧にする」この繰り返しが、後にセンスと呼ばれるものを作り出す源泉に化けていくんだよ、と言われているような気がします。(多分最後の方に書いてあったよ!笑)
学生さん、早々に読んでおくことをお勧めします
この本はデザインやクリエイティブに関わる人だけではなく、世の中多くの人にも気づきを与えてくれる良書だと思います。特に、これからまだ十分すぎるほど時間のある学生(高校・大学生)は、この本を読んで、経験や知識を積み上げることの価値に気づき、有意義な時間を過ごしてほしいなと思いました。
まだ読んでいない人には是非オススメします。
最後に、私がそもそも水野さんに興味を持って、この本に出会ったきっかけは中川政七商店。
水野さんが中川政七商店さんのブランディングやってたと知って。
次の読書はおそらくこれのレビュー書きます。
老舗を再生させた十三代が どうしても伝えたい 小さな会社の生きる道
- 作者: 中川淳
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本、日帰りいけない自治体
お疲れ様です、日本全国出張まみれ生活3年目の私です。
よく「沖縄も日帰り出張したことあるんですよー!」っていうと、「えー?!できるんですか?!可哀想!」って大抵の人が言ってくれるので、ふと思ったのですが、日帰り出張できない場所ってあるのかしら?と、ふと。
(沖縄日帰り出張は事実です。泊okと言われたものの、個人都合で日帰りさせてもらいました。鬼畜な会社ではないですw誤解なきよう!笑)
となると調べたくなっちゃうのが私のサガってもんです。
とりあえず、大きな単位からだんだん絞っていこうという事と、ルールを決めるの大事。
それぞれの調査の細かいルールは各々で決めますが、大前提は以下の通り。
- 公共交通機関のみで行く事!
- 出発駅は品川or東京!
- 日帰りの定義は泊を伴わずに出発から24時間以内に出発駅へ戻れる事
- 夜行バス、寝台列車は使わない
- 現地目的地には最低1時間は滞在するものとする
ということで、調査項目決めました。
調査⑴
47都道府県、県庁にMAX何時間滞在可能か?
調査⑵
47都道府県、飛行機を使わずに日帰り訪問が可能か?
調査⑶
基礎自治体(市区町村)の役所へ日帰り訪問できない場所調査
それでは、地味に大人の暇つぶし自由研究やってみましょう。
(調査⑴へ続く…)
人生のバンジージャンプ
朝から子供達の元気な声が通勤路に戻ってきました、そうか、昨日から学生さんは2学期。夏休みの宿題ちゃんと終わったのだろうか?と、自然と自分の小学生の頃の夏休みを反芻。あの夏休みが終わろうとする最後数日の「人生詰んだ!」感は、今思えば大した事なかったです、あれっぽっちの事で大慌て、焦りまくりの緊張感。今は中々ない感覚。学校が人生のすべてだった小学生時代。
さて、朝夕の涼しさたるや。快適で心の箍も緩み、ふらっと呑みに行きたくなっちゃいますね。ダイエット中なのよ、危ないアブナイ笑
昨日から9月、案の定、RADWIMPSの「セプテンバーさん」がラジオでながされており、3月9日同様の「やっぱ今日はそうこなくっちゃ〜♪」なお決まり感にニヤけながらも、週半ば気の重い木曜という朝が軽快な朝に仕立て上がる。RADWIMPS御中、セプテンバーさんを我々にご提供ありがとうございます。
出来心くらいでちょうどいい
私のベンチマークであり、ロールモデルにしている素敵な人から「起業した会社のウェブサイトができた〜」と連絡を受けまして。素敵な報告を貰い、ソワソワしつつ描かれた事業ビジョンや提供する価値、企業の生まれた背景を読んでいてふと思った事は「人生何事も軽い気持ちが大事なんじゃないかな」てことでした。
入念な準備も時として必要だけど、人生はバンジージャンプする人とそうでない人がいて、そうでない人はそもそも自分の辞書に「バンジージャンプ」は存在しないのかもしれないけれど、もしあったとしても、色々考えて類推したり、観察するから怖いのであって、そもそもバンジージャンプはそうやって飛び立ち方や飛ぶ時間、タイミングを計画して実施する遊びじゃない。と思ったら、いつもは慎重派の私も予定繰り上げてバンジーせねばと気合を入れられたのでした。多分私の人生にはバンジージャンプの回数が不足してる。多分。
他人の起業ですが、何故か私も嬉しく、これから自分も歩みを速めて追いついていこう。
三十路になって早数ヶ月。三十路女の社会通念からえらく逸れた今の人生、もうどうにでもなれ〜、楽しくあれ〜、人生一度きりなんだし、出来心を大切にしていける人生にしたいです。
え、これなんの記事かって?ブログだもの、ただの独り言、いつもの日記ですよ。かしこ。
8月読書 ⑴「さよならインターネット」
どうも、好きなジャンルは新書です。
活字はさほど得意でも無いので、本の虫みたいな人に憧れます。完全に読書はファッションか、暇つぶし程度の私です。
さて、新宿ブックファーストさんの品揃えに興奮しすぎて、諭吉さん1名をお見送りするくらい本を買ってしまいました。
もう戻ってこない諭吉さんを偲び、無駄遣いだったなどという事にだけはしたくないので、せめてものアウトプット。本のレビュー、メモ程度に書きます。
「さよならインターネット」家入一真
さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560)
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/08/08
- メディア: 新書
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IT系(?)な仕事をしており、インターネッツ大好き!な友人が多いので、リリースされたのを知った数週間前から周辺では話題にのぼってて興味はありました。
どのへんが「さよなら」だったのか?
もっと技術とか概念の再提起とかがあっての「さよなら」を期待してたのですが、そういう意味のさよなら感は無くて、自己啓発的なさよならさだった気がします。
まず、全体を通した感想を書いておくと、8割がインターネットの歴史を懐古し、今のインターネットの息苦しさを淡々と。家入さんといえば炎上だの叩かれるだの、目立つ人だから余計渦中で今のインターネットの不穏な感じを感じてたんだろうなあ、と思いながら読む。
しかし、その間やたら著者のやってるサービスや事業名が連呼されるので、まさかこのまま思い出話と事業宣伝で終わるのか?!泣くよ?!と不安に震えながら読んでましたが、最後1割くらいでなんとなく「さよなら」しない前向きな内容が書かれていて、思っていたより後味良い終わり方でした。「解決方法を提案させてください」のあたりは若干ヤケクソ感あるのは気のせいか…?(締め切り追われて急いで書いたのかな?とか勝手に想像)
家入さん、なんだかんだ言ってインターネットの事がやっぱり好きだから、さよならじゃなくて、まだこれからも一緒に歩いていくために向き合い方変えようね、て感じで、今の自分の生活や生き方含め、インターネットに振り回されないもっと人間らしく健全な生き方をしようじゃない。ということなんだろうか。最後は読み手に「考えてみて」で終わってるので、勝手に考えときますね。
本書で言及があった本。私の大好きな「旅に出ること」が書いてあるらしいので、今度読んでおこう。
家入一真という人に興味が湧いた
本書を通して、このお方は、喜びとかよりも苦しんだ事がこの人の人生哲学を作ってるんだろうな、というのが私の感想で、今まで、ペパボとか都知事選とか、studygiftの炎上やらで存在は知ってはいたけど、この著者に初めて興味がわきました。人生の谷間を降っては登り、色々通り過ぎてきた人なんだろうな。
noteでえとみほさんが感想を書いてらして「我が逃走」気になってます。
「社長なんて」と思っていた私の気持ちを変えた一冊の本の話|えとみほ|note
※家入さんの回し者でも信者でもありません。
まとめ
- 読み進めやすさ:◎
- インターネット指数:◎
- 家入さんの思い出話指数:◎×6倍
- タイトル・帯の釣り感:否めない
最近のインターネットの世界は、生活のインフラ化、常時接続可能が当たり前。存在を認識する事も殆どなく、もはや空気。
しかし、かつてあった自由さと、物理・時間・現実の繋がりを超えて出会える場、奥行きがわからないくらい深いおもちゃ箱感。それらは薄れつつある。
今のインターネットは視野を固定しがちな仕組みで、迂闊な事が言えないから自由じゃなくて閉塞感ハンパないしみんな疑心暗鬼だし、盲目的で狂信的な人が増えすぎてるんじゃないか、この雰囲気は一酸化炭素中毒で窒息死みたいになりかねないから、一回立ち止まって外の空気と入れ替えてスッキリしよーぜ。な感じ。
私もインターネットが好きなので、これからも自由で未来が明るく思える場所であり続けて欲しいですね。
最後に。この本の感想を書く今日まで、私はずっと「家入真一(シンイチ)」だと思ってました。正しくは「家入一真(カズマ)」さんだそうです。ごめんねインターネット。
私の旅を支える七つ道具 〜壱本目〜
交通手段は高速バスも船も便利ですよ!が最近の主張。交通費の支出全体に占める割合が多そうだなー、と思うのですが、怖くて算出できません。
旅に出すぎの自覚がある私の便利ツールを勝手にご紹介シリーズ。
1.スマホアプリ「bookmark+」
このアプリがまあ、私の雑多で管理できてなかった情報収集をキレイに整頓してくれるようになりました。
「ブックマーク+」
Bookmark+ on the App Store
とにかく「視認性」がいい
旅程プランを立てる際、いちいち検索ワードで調べてては時間の無駄、暇なときにジャンルごとのタグに分けて登録しています。
見ての通り、URLやページタイトルが並ぶのではなく、サムネイルが並べられるので直感的にどの情報が必要か判断しやすくて良い。
しかもこのサムネイル、自分で好きな部分をスクショする形で作れるので、ページに行かなくてもサッと確認したい絵図はここにアイコンとして並べれば使いやすい。もっと詳細が必要ならタップしてページに飛ぶだけ。
タグで管理する形式なので、タグさえつけておけば関連ブクマをささっとソートできます。
旅向け便利な使い方のポイントは
特に乗り換えアプリでは出てこない「航路」や「路線バス」「高速バス」はブックマークしておくこと。交通手段の選択肢が増えると旅の幅が広がります。
⬆︎ホテル&宿のタグで集めた泊まってみたいオシャレ宿リスト
これは私の趣味なのですが、泊まってみたいオシャレな宿を見つけてはストックしています。個人版宿マガジンみたいになってます。
行き先が決まったときに、「近くにリストに上がってる宿がないかな?」という使い方もできるし、行き先を決めかねたときに「泊まってみたい宿優先で行き先を決める」も出来ます。
旅だけではなくて、欲しいものリストを作ったり、PJ関係で調べた情報をとりあえず突っ込んだりして使ってます。
便利です。さぁて、次はどこ行こう。
夏といえば、「少年時代」ですよね?
今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」アゲイン。
という事ですが、この夏私は夏らしい事は殆ど出来ていない。海も花火も行けなかったので、水着も浴衣も着る機会はなかった。スイカ食べてない。うなぎも食べてない。唯一やったのは、残業帰りにスーパー寄ってそこでアイス買って、帰り道に人目も気にせず歩きながら食べたいくらい…笑
夏といえば、「少年時代」が思い浮かぶ三十路。少年時代を思い出して、何故かKinKi Kidsのガラスの少年を歌い始めてしまう、三十路。サブカル女と言われるのが嫌なくせに、この時期になるとフジファブリックの「若者のすべて」だった、なんてツイートしてしまい、挙句に志村さんの年齢を超えてしまったことに気づいてエモくなっちゃう三十路。からの、やっぱり夏が本当に終わる頃には森山直太朗の「なーつのおーわーりー」を脳内再生しないと夏が終わんないけど、森山直太朗と言えば「うんこ」の歌だよね〜♪とニヤニヤしながら相変わらずうんこに喜んでしまう、幼稚園児並みの思考回路な三十路。
三十路の夏の思い出は今の所全部ねぶたに持ってかれ気味なんですが、まあ、夏を感じた一枚を選ぶだけ選んで、貼っておやすみベイべ。そっか、リア充なら、夏といえば楽園ベイべだし、ロコローションだし、ケツメの夏の思い出だよなあ。(選曲具合はどう頑張っても三十路だった)
"夏だ!海だ!(気分だけー)" by tokyo_lover on AWA
https://s.awa.fm/playlist/jqkxetfaknbc7lknjw3dxkczmq/?playtype=copy_playlist
今年は夏っぽい写真撮る機会なくてこれくらいです。
東京スカイツリーのそば。水浴び楽しそう。
また海に行くんだ。という思いも込めて、去年のお気に入り写真もはっとこ。
与論島の海は神がかった透明度、美しい。まさに楽園。