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いつもの日記

なんとなく書きたくなって

9月読書 ⑴「センスは知識からはじまる」

本を読む日々が続いています。

「センスは知識からはじまる」水野学

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

 

 

私は割と感覚人間なのですが、「感覚でモノを言うな、根拠はなんなんだよ?!」とよくビジネスシーンで言われることにちょっとした違和感がありました。

だって、カンは今までの経験からくる総合判断であり、「根拠がないわけではない」と思っていたから。

私の思っていること、肯定してくれている本かもしれない!と、この書籍を購入しました。センスのある人代表である「水野学さん」はさすが、センスとは?を丁寧に証明し、言語化してくれていて、とても読みやすかったです。

 

 知識のクオリティが精度の高いアウトプットをつくり出す

「あ、この商品はセンスがいいな」と消費者が思う時、感覚で判断しているようで、実はその根っこに知識があります。

やはりこの言葉に尽きるのですが、センスを感じている本人は言語化する能力が足りていないだけ。

それが良いものなのか、イケてないものなのかを判断するためには、「良し悪し」のそれぞれの情報を持つ必要があり、今目の前の商品がその対立軸の物差し上のどこに位置するものなのかを判断しているからこそ「あ、いいな。」がわかるというもの。 誰にだってセンスはあるのです。

ただし、知識の量によって、人のストライクゾーンはずれるものであり、より多くの人が心地よいと感じるど真ん中のツボを瞬時に判断できる人がセンスのある人、とされるということ。自分の中に、それが良いものなのかどうかを判断する物差しを持ち、「普通」がわかるということは、良いものも悪いものも知っているということだと水野さんはいいます。

今日ちょうど読んだ記事が同じようなことを言っていました。納得。

p-dress.jp

センスってのは素敵とかオシャレな事を意味するのではないと思う

オシャレなファッションやクリエイティブなアウトプットに対し「センスある!」という言葉をよく目にしますが、おしゃれであることのみを指す言葉ではないんだなと思わされた本書。

「センス」という言葉一つに多くの意味が集約されている気がしますが、「仕事」でヒットの多い人、「おしゃべり」をしていて心地よい会話ができる人、物事の多くの人が納得する、心地よいと感じる状態にショートカットでたどり着ける能力=センスなんではないかな、とかを理解させてくれる内容です。

ちょっとわかんなかったのは「センスを磨こうぜ!」の水野さんの意図は、なんでも勘を養う事は大事だ!と言ってるのか、門外漢でも大丈夫だからデザイン・クリエイティブ的なセンスを身につけるといい仕事出来るよ!なのかって事くらいです。

 

観察魔であり、常に思考し、客観性を持つ事

「センスは知識」という主張は十分すぎるほど理解したのですが、知識はどこからくるのか?という点が一番重要なのではないかと感じています。

水野さんのような人は「観察魔」なんだと思います。

本当にこの人は良く「見ている」人なんだと思います。

 

日々漫然と過ごさず、目に映るものに興味をもって思考する。そこに目的はなくても、考えた分だけ判断に力強さが備わっていく。勉強として知識を身につけることも時としてはもちろん必要なのですが、身の回りのちょっとしたことに興味を持ち、どうしてそれはその状態やデザインや色なのか、どういう背景・意図があって、この商品が生まれたのか、どういう事情でこの人はこういう判断をし、このようなアウトプットをしているのか、そういうことを「よく見て」、「自分なりに思考し」、「次の判断の糧にする」この繰り返しが、後にセンスと呼ばれるものを作り出す源泉に化けていくんだよ、と言われているような気がします。(多分最後の方に書いてあったよ!笑)

 

学生さん、早々に読んでおくことをお勧めします

この本はデザインやクリエイティブに関わる人だけではなく、世の中多くの人にも気づきを与えてくれる良書だと思います。特に、これからまだ十分すぎるほど時間のある学生(高校・大学生)は、この本を読んで、経験や知識を積み上げることの価値に気づき、有意義な時間を過ごしてほしいなと思いました。

まだ読んでいない人には是非オススメします。

 

最後に、私がそもそも水野さんに興味を持って、この本に出会ったきっかけは中川政七商店。

水野さんが中川政七商店さんのブランディングやってたと知って。

次の読書はおそらくこれのレビュー書きます。

 

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